CAROL CHRISTIAN POELL "Paranoid " 2007

" PARANOID " パラノイド
パラノイドと題されたこのインスタレーションはミラノのCCPの所在する場所の一角に設営された仮の空間をエタージュ内に再現する事を目的としたプロジェクトである。その空間は全てコンクリートボードで仕切られた空間の中に、エスケープ用のラダーが中央に配備され、床は床下から噴火したのごとく、所々が爆発している。又、圧力によりフラットになった靴達や平面パターンによるアイテムや紙と革がボンディングされたアイテムそしてねじれ。時間軸のねじれを感じさせる空間はスピードと伝統が交差する場所。それらを基本コンセプトとして空間は造られた。

This project named “Paranoid” is an idea where an unreal space in Milan’s C.C.P Is being re-created within Lift étage,. That space is all divided up with concrete boards, a latter, originally for the purpose of escaping, is placed in the centre of the room and the floors seemed to have had few explosions. Shoes are compressed to flat and is bonded with papers, leathers and other flat objects to be twisted. The twist represents the twist in time, where the speed meets tradition. Making that the basic concept, the space was created.

シルバーで製作されたウェイトは重圧や力学的な負荷の象徴であり、クラックした床はその重圧により破壊される。負荷によりフラットになったベルトや靴、また和紙が圧着され新たな表情を得た作品群。あるいは完全にフラットになったトラウザーなどCAROL CHRISTIAN POELL の仕事には常に象徴的なファクターが可視化される。

重力のある世界ではその圧を数値化する事が出来、シルバーのウェイトはその重さに準じバリエーションが用意された。

リフトでは視覚的アプローチを使い目から入手するインフォメーションを強調した。

OPENNING :February, 2007
PLACE : LIFT ETAGE
SPECIAL THANKS : C.C.P SRL ITALY
Photo© Masahiro Tsunoda
Text© Masahiro Tsunoda at Lift Co.,Ltd